キム・チャンワン 4th定規アルバム『門』

[TRACK LIST]

  1. お母さん、愛してる
  2. 老人のベンチ
  3. 時間
  4. これを言いたかった
  5. 子守歌
  6. 遠い道
  7. やっと見える
  8. 会いたい
  9. 文字木
  10. トウモロコシ2つ、二千ウォン
  11. 雨が降る

<仕様>

― 2段デジパック
― ブックレット:16P
― CD

時代の巨匠キム・チャンワン、
アコースティックアルバム『門』で日常の大切さを呼び起こす!
『ギターのある随筆』以後、37年ぶりのソロアルバム!
「観客と会えない分離不安がこのアルバム作業の原動力」

1977年「サンウリム」でデビュー後、歌手、俳優、DJ、作家などと活動を続けているキム・チャンワンが2020年10月にソロアルバム『門』を発表する。

今回のアルバムは1983年『ギターのある随筆』の発表以来37年ぶりに発表するソロアルバムで、ギターとボーカルを中心に楽器使用を最小化した構成の曲でなっている。

キム・チャンワンは「『水曜童話』公演の後、何カ月が過ぎても観客を会えない分離不安がこのアルバム作業の上、集中できるようにした原動力」と言いながら、「別の観点から見たら、今の事態らは大切なものに対して気づかせてくれた時間であったかもしれないし、見過ごしていた日常の大切さを再び呼び起こしてくれたきっかけになったのではないかと思う。環境がこうだから無表情な時間と暖かい愛に対する曲が多い」とアルバム作業背景について明かした。

アルバムタイトル『門』は、「時間の門」を略したもの。シンプルな構成の曲で完成されたアコースティックアルバムだ。

キム・チャンワンのソロアルバム『門』では、アコースティックなギター旋律と最小限の楽器編成の曲、11曲が収録されている。タイトル曲である「老人とベンチ」は、語るように歌う低音のボーカルが目立つ曲で、一本の短編映画を見たような寂しい余韻を残す。シングルでも発表された「時間」は、キム・チャンワンが青春に聞かせてあげたい愛に関する内容の曲で、バンドネオンの旋律とナレーションが調和した長編叙事詩のような曲だ。また辛い時間を過ごしている者たちに伝える「これを言いたかった」、「遠い道」は暖かい慰めになるだろう。また両親に対しての憐みの視線の曲「お母さん、愛してる」、「子守歌」、「やっと見える」、「会いたい」は家族の存在がどれだけありがたいかについて改めて感じさせる。他にも「文字木」、「トウモロコシ2つ、二千ウォン」などキム・チャンワン特有の童心とウィットある歌詞で中毒性のあるメロディーが耳にしっかり入ってくる。

「アルバム作業をしながら鮮明に浮かんだ印象があります。未来に行ける時間の扉も今ですし、過去を振り返る時間の扉も今だという考えです。今回のアルバムでは、亡くなった父を描くとか末っ子に対しての悔恨とか…こういう個人事のようなものがそっと溶け込んでいます。歌詞という殻をかぶって出てきたものもありますし、切ない思い出に浸って私なりの恋しさを込めた曲もあります。ある日起き上がって前半を書いて、またある日の夜明けにいきなり浮かんだメロディーが間奏で完成したりして…… 最初の収録曲の「お母さん、愛してる」は演奏曲なのですが、その間奏曲は手の練習をするようにする演奏です。ある日、早朝に起きたら母を思い出しました。母はいつも朝になるとベッドの上で体操をしますが、私のルーティンは何だろうと思いながら作った間奏です。このように所々にそういうのがあるので、私なりには自分の日常と今の境遇とこれまでのエピソード、物語などが多くとけてあるアルバムですので愛情が沸きます。」

キム・チャンワンにとって、時間は与えられた人生の全てだという。20周年を迎えて毎朝聴者と会う「美しいこの朝、キム・チャンワンです。」のDJ、ドラマ「サイコだけど大丈夫」のオ院長役のキム・チャンワン、童詩集「虹がしたバンイボンバンバン」を発表した詩人。彼に与えられた人生の全てを込めたアルバム『門』には、彼の時間が込められている。

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